医学部 受験
2008年03月10日
総合医学会総会:救急医療で意見交換大分市 /大分
大分県立病院(大分市)と県立三重病院(豊後大野市)の医師らによる総合医学会総会が8日、大分市であり約100人が参加した。両病院の総合的な研修・研究の場として開かれており、今年度は「救急医療の充実」がテーマ。医師、看護師ら計5人が参加したシンポジウムでは、産科や小児科などの救急医療について意見を交わした。医学部 受験 県立病院総合周産期母子医療センターの佐藤昌司・産科部長は、県内の産科救急について「(高度な医療が提供できる)四つの周産期母子医療センターがあるが、都市部に集中している」と指摘。搬送態勢の整備や、県境に住む人への医療提供のあり方などを課題に挙げた。医学部 受験 また、軽症者の利用が多いケースがある小児救急の対応も話し合われ「医療体制の現状を広報することが必要」「公的機関が運営し症状をチェックできるインターネットサイトがあることなどの情報提供を積極的にする」などの意見が出された
医学部 受験
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2008年02月25日
「キレイ社会」の落とし穴
菌との適度な共生社会が人体と地球環境の健康を促進
●ほんの数十年前まで、日本人の半分以上はお腹に寄生虫を“飼って”いた。ところが戦後の高度経済成長期を経て、生活が豊かに、清潔になるにつれて、寄生虫の感染率は急速に下がっていった。そうしたら、花粉症やアトピー性皮膚炎などに代表されるアレルギー病が急増した。ここには明確な因果関係が存在する――。
●人間総合科学大学教授で東京医科歯科大学名誉教授の医学博士・藤田紘一郎氏は、この仮説のもとで寄生虫の人体感染によるアレルギー抑制効果を発見。40年にわたって寄生虫や菌と人間との共生について研究を続けている。また、寄生虫学をユニークな文体で解説した多数の著書やメディアへの出演によって、世間からは「寄生虫博士」の愛称でも呼ばれている。
●藤田教授は、「清潔」を追求するあまり、人間の汗や体臭までをも消し去ろうとする現代日本の「キレイ社会」のエスカレートぶりに警鐘を鳴らし続けてきた。確かに、抗菌グッズや消臭剤、防腐剤などが普及すれば、それに伴い寄生虫や各種菌などを撲滅に追い込む。
●果たして、このような“潔癖指向社会”は、人体や地球環境にどのような変化を与えるのだろうか? インタビュー前編では、共生する寄生虫と菌が人体に及ぼす好影響と、その寄生虫激減の理由、リスクなどについて、藤田教授に分かりやすく語ってもらった。
インドネシアでの驚愕体験人糞が流れる川の子供たちは病気知らず――寄生虫といえば悪者ととらえる風潮の中、藤田教授は以前から「寄生虫や微生物がいない清潔過ぎる社会は、逆に不健康である」と主張され続けています。まずどのような経緯で、人間と寄生虫の関係について研究を始められたのでしょうか?
藤田 紘一郎 教授(以下、敬称略): 私の研究は、正式には「寄生虫学」「感染免疫学」「熱帯病学」で、バイキンやウイルス、そして寄生虫などで起こる感染症の専門家に位置づけられています。そもそも私が寄生虫に興味を持ったのは、40年前に訪れたインドネシアのカリマンタン島での経験がきっかけです。
その村は炊事、洗濯、水浴び、トイレといた具合に生活のすべてを同じ川で行っており、子供たちが遊んでいる隣に人糞が流れているという状態なんですね。見た目には、それはそれは汚い(笑)。
最初は驚いて「病気になるよ!」と注意していたのですが、そこに通い続けている内に、村の子供たちが日本の子供よりもはるかに健康であることに気付きました。特に、彼らには喘息(ぜんそく)やアレルギーなどの症状がほとんど見られません。
そして分かったことが、多くの子供たちが寄生虫に感染していたのです。これに対して、日本人の寄生虫感染率は戦後、急激に下がりました。1950年には感染率62%でしたが、1965年には感染率で2%を切っています。
医学部 受験 個別指導――寄生虫感染とアレルギー疾患の因果関係は統計上証明されているのでしょうか?
藤田: はい。例えば花粉症が日本で初めて認められたのは、1963年です。そしてアトピー性皮膚炎や気管支ぜんそくと共に、1960年代後半から現在に至るまで増加を続けています。私は三重県の田舎育ちですから、子供のころには多くの仲間がお腹に寄生虫を持っていて、虫くだしを飲んでいたものです。そして当時の子供たちは、杉の木の側で遊んで大量にスギ花粉を浴びても、花粉症とは全く無縁でした。
そこで「寄生虫が人間のアレルギーを抑える役目を果たしているのではないか?」と考え、研究を始めたのです。しかし、この考えに賛同して一緒に行動してくれる人は誰もいませんでした。医学部 受験 個別指導結局、1977年に寄生虫のアレルギー抑制効果を発見するのですが、その時も日本の学会からは無視されました。そこで『笑うカイチュウ』(講談社)などの本を出すことで、一般の方々に人間と寄生虫の素晴らしい共生関係をアピールし続けてきたのです。医学部 受験 個別指導寄生虫感染によるアレルギー抑制のメカニズム――まず、我々がアレルギーを起こす原因について教えて下さい。
藤田: アレルギーは、例えばスギ花粉やダニの死骸といった特殊な物質が人の体内に入ると、IgE抗体という物質が出来、それが鼻粘膜などの肥満細胞にくっつきます。これに、再び体内に入ってきたスギ花粉やダニの死骸の抗原が結合することによって発症します。
花粉症では、スギ花粉に何度もさらされた人は、体内にスギ花粉に反応するIgE抗体を持ちます。このような人が再びスギ花粉にさらされ、吸い込まれた花粉が鼻粘膜に達すると、そこで肥満細胞に結合しているスギ花粉IgE抗体と花粉抗体との結合が起きるのです。それによって、肥満細胞が破れ、内に入っているセロトニンやヒスタミンといった化学物質が放出されて、アレルギー症状を引き起こします。医学部 受験 個別指導この反応が鼻の粘膜で起こると、鼻汁を分泌してくしゃみを連発させます。眼の結膜で起こると、涙が出て目が真っ赤になるというわけです。
アトピー性皮膚炎の場合は、皮膚においてダニ抗原とIgE抗体が結合し、それが肥満細胞と付着すれば発症すると考えられています。
医学部 受験 個別指導
――では、なぜ寄生虫が人のアレルギー症状を抑えるのでしょうか?
藤田: 寄生虫が人に感染すると、理由はよく分かっていないのですが、アレルギー反応の元になるIgE抗体が人の体内に多量に作られます。おそらく、寄生虫が人の体の中で楽に暮らせる環境作りのためにIgE抗体の増加を促進しているのでしょう。医学部 受験 個別指導この時に作られる寄生虫由来のIgE抗体はものすごく多量ですが、その大部分はスギ花粉やダニ抗原とはまったく結合しないタイプのものです。我々は、これを「非特異的なIgE」と呼んでいます。そして寄生虫に感染した人が、スギ花粉やダニ抗原にさらされたとします。この人は既に多量の非特異的なIgE抗体(スギ花粉やダニ抗原などとは反応しないIgE抗体)が既に肥満細胞表面を覆っているので、スギ花粉などが入ってきても、肥満細胞表面のIgE抗体には結合できず、したがって肥満細胞は破れません。だから、セロトニンやヒスタミンなどの化学物質は放出されず、アレルギー反応は起こらないということになるのです。
江戸時代は理想的なエコ社会!人々はムシと上手に暮らしていた――かつての日本人は寄生虫とどのように付き合ってきたのでしょうか? そして寄生虫感染率が急速に下がった理由の背景には何が考えられますか。
藤田: 日本人は元来、きれい好きな民族です。特に江戸時代は、世界的に見ても人々が清潔な暮らしをしていました。銭湯の流行にも象徴されているでしょう。ただし、寄生虫を必要以上に駆除しようとはしませんでした。
我々は今でも「ムシの知らせ」とか「ムシが好かない」、「腹のムシがおさまらない」といった言葉を使いますが、この“ムシ”は寄生虫を指しています。それぐらい、人のお腹の中に寄生虫がいることは自然だったのですね。医学部 受験 個別指導もちろん、寄生虫が増え過ぎては症状が出てきます。だから「海人草(かいにんそう)」に代表される虫くだし食材があり、それらを活用することで体のバランスを取っていたわけです。また昔の日本は糞便を肥料にしていました。日本人は生野菜を食するという習慣を持っていませんでしたから、必要以上に寄生虫を増やすことはなかったのです。ところが終戦後、マッカーサー率いる進駐軍が来日し、日本の生野菜を食べて寄生虫に感染するということに悩まされました。そこで「日本は野蛮な国だ!」と批判が起こり、寄生虫を減らそうという動きにつながっていったのです。これが日本における清潔志向の始まりであって、それまでの“寄生虫と共生する”という考えがなくなっていきました。医学部 受験 個別指導糞便肥料が化学肥料に変わり、水洗式トイレが増えました。すると必然的に下水処理施設が増えて、寄生虫激減の裏で膨大なお金とエネルギーが費やされ、温暖化など環境破壊にもつながっていったのです。
ところがそうやって清潔志向が進むのに反して、アレルギーなどの症状は増加の一方です。その点、江戸時代は糞便をリサイクルし、適度に寄生虫とも付き合う知恵を持った素晴らしいエコ社会だったと思いますね。医学部 受験 個別指導体の洗い過ぎに要注意!皮膚を弱める過剰な「キレイ」志向――今から江戸時代の暮らしに戻ることは不可能です。とはいえ、現代人の清潔志向は度が過ぎているとも感じられます。
藤田: おっしゃる通り、今の日本社会は「キレイ」を追求し過ぎですね。理由は、「キレイ」がビジネスになるからです。お金になるから、抗菌や消臭の商品が売れるのです。
しかし、これは本来人間の体から出る物質や匂いを否定する行為に他なりません。例えば近年話題の「加齢臭」とは、子供を安心させるために父親や祖父が発する匂いです。また制汗剤もはやっていますが、これを使い過ぎると汗をかかなくなってしまいます。そういうことを繰り返していると、結局は人間が自分の体を弱めてしまうことになるのです。
お風呂も同じです。最近は1日に何度も体を洗わないと気がすまないという人が増えているようですが、人間の皮膚の表面には悪質な微生物やアレルゲンから身を守る「皮膚常在菌」がいます。皮膚常在菌は表皮ブドウ球菌、ニキビ菌、真菌類など約10種類存在しますが、体を洗い過ぎると、この菌がなくなってドライスキン(乾燥肌)となり、アレルギーなどにかかりやすくなるのです。皮膚常在菌が弱ってくると白血球が活性酸素を出して処理します。この活性酸素が、皮膚を弱めるのです。ちなみに、皮膚常在菌は一度石鹸で体を洗うと90%もなくなることが実験で分かりました。ただし、10%残っていれば、若者ならば約12時間、高齢者ならば約20時間で元の状態に戻ります。ですから、体の洗い過ぎには注意しなければいけません。1日に何度も洗う必要はないのです。最近、大学の皮膚科に通院する患者さんの多くは、体の洗い過ぎに原因があるようです。何でも、やり過ぎはマイナスなんですね。
●ほんの数十年前まで、日本人の半分以上はお腹に寄生虫を“飼って”いた。ところが戦後の高度経済成長期を経て、生活が豊かに、清潔になるにつれて、寄生虫の感染率は急速に下がっていった。そうしたら、花粉症やアトピー性皮膚炎などに代表されるアレルギー病が急増した。ここには明確な因果関係が存在する――。
●人間総合科学大学教授で東京医科歯科大学名誉教授の医学博士・藤田紘一郎氏は、この仮説のもとで寄生虫の人体感染によるアレルギー抑制効果を発見。40年にわたって寄生虫や菌と人間との共生について研究を続けている。また、寄生虫学をユニークな文体で解説した多数の著書やメディアへの出演によって、世間からは「寄生虫博士」の愛称でも呼ばれている。
●藤田教授は、「清潔」を追求するあまり、人間の汗や体臭までをも消し去ろうとする現代日本の「キレイ社会」のエスカレートぶりに警鐘を鳴らし続けてきた。確かに、抗菌グッズや消臭剤、防腐剤などが普及すれば、それに伴い寄生虫や各種菌などを撲滅に追い込む。
●果たして、このような“潔癖指向社会”は、人体や地球環境にどのような変化を与えるのだろうか? インタビュー前編では、共生する寄生虫と菌が人体に及ぼす好影響と、その寄生虫激減の理由、リスクなどについて、藤田教授に分かりやすく語ってもらった。
インドネシアでの驚愕体験人糞が流れる川の子供たちは病気知らず――寄生虫といえば悪者ととらえる風潮の中、藤田教授は以前から「寄生虫や微生物がいない清潔過ぎる社会は、逆に不健康である」と主張され続けています。まずどのような経緯で、人間と寄生虫の関係について研究を始められたのでしょうか?
藤田 紘一郎 教授(以下、敬称略): 私の研究は、正式には「寄生虫学」「感染免疫学」「熱帯病学」で、バイキンやウイルス、そして寄生虫などで起こる感染症の専門家に位置づけられています。そもそも私が寄生虫に興味を持ったのは、40年前に訪れたインドネシアのカリマンタン島での経験がきっかけです。
その村は炊事、洗濯、水浴び、トイレといた具合に生活のすべてを同じ川で行っており、子供たちが遊んでいる隣に人糞が流れているという状態なんですね。見た目には、それはそれは汚い(笑)。
最初は驚いて「病気になるよ!」と注意していたのですが、そこに通い続けている内に、村の子供たちが日本の子供よりもはるかに健康であることに気付きました。特に、彼らには喘息(ぜんそく)やアレルギーなどの症状がほとんど見られません。
そして分かったことが、多くの子供たちが寄生虫に感染していたのです。これに対して、日本人の寄生虫感染率は戦後、急激に下がりました。1950年には感染率62%でしたが、1965年には感染率で2%を切っています。
医学部 受験 個別指導――寄生虫感染とアレルギー疾患の因果関係は統計上証明されているのでしょうか?
藤田: はい。例えば花粉症が日本で初めて認められたのは、1963年です。そしてアトピー性皮膚炎や気管支ぜんそくと共に、1960年代後半から現在に至るまで増加を続けています。私は三重県の田舎育ちですから、子供のころには多くの仲間がお腹に寄生虫を持っていて、虫くだしを飲んでいたものです。そして当時の子供たちは、杉の木の側で遊んで大量にスギ花粉を浴びても、花粉症とは全く無縁でした。
そこで「寄生虫が人間のアレルギーを抑える役目を果たしているのではないか?」と考え、研究を始めたのです。しかし、この考えに賛同して一緒に行動してくれる人は誰もいませんでした。医学部 受験 個別指導結局、1977年に寄生虫のアレルギー抑制効果を発見するのですが、その時も日本の学会からは無視されました。そこで『笑うカイチュウ』(講談社)などの本を出すことで、一般の方々に人間と寄生虫の素晴らしい共生関係をアピールし続けてきたのです。医学部 受験 個別指導寄生虫感染によるアレルギー抑制のメカニズム――まず、我々がアレルギーを起こす原因について教えて下さい。
藤田: アレルギーは、例えばスギ花粉やダニの死骸といった特殊な物質が人の体内に入ると、IgE抗体という物質が出来、それが鼻粘膜などの肥満細胞にくっつきます。これに、再び体内に入ってきたスギ花粉やダニの死骸の抗原が結合することによって発症します。
花粉症では、スギ花粉に何度もさらされた人は、体内にスギ花粉に反応するIgE抗体を持ちます。このような人が再びスギ花粉にさらされ、吸い込まれた花粉が鼻粘膜に達すると、そこで肥満細胞に結合しているスギ花粉IgE抗体と花粉抗体との結合が起きるのです。それによって、肥満細胞が破れ、内に入っているセロトニンやヒスタミンといった化学物質が放出されて、アレルギー症状を引き起こします。医学部 受験 個別指導この反応が鼻の粘膜で起こると、鼻汁を分泌してくしゃみを連発させます。眼の結膜で起こると、涙が出て目が真っ赤になるというわけです。
アトピー性皮膚炎の場合は、皮膚においてダニ抗原とIgE抗体が結合し、それが肥満細胞と付着すれば発症すると考えられています。
医学部 受験 個別指導
――では、なぜ寄生虫が人のアレルギー症状を抑えるのでしょうか?
藤田: 寄生虫が人に感染すると、理由はよく分かっていないのですが、アレルギー反応の元になるIgE抗体が人の体内に多量に作られます。おそらく、寄生虫が人の体の中で楽に暮らせる環境作りのためにIgE抗体の増加を促進しているのでしょう。医学部 受験 個別指導この時に作られる寄生虫由来のIgE抗体はものすごく多量ですが、その大部分はスギ花粉やダニ抗原とはまったく結合しないタイプのものです。我々は、これを「非特異的なIgE」と呼んでいます。そして寄生虫に感染した人が、スギ花粉やダニ抗原にさらされたとします。この人は既に多量の非特異的なIgE抗体(スギ花粉やダニ抗原などとは反応しないIgE抗体)が既に肥満細胞表面を覆っているので、スギ花粉などが入ってきても、肥満細胞表面のIgE抗体には結合できず、したがって肥満細胞は破れません。だから、セロトニンやヒスタミンなどの化学物質は放出されず、アレルギー反応は起こらないということになるのです。
江戸時代は理想的なエコ社会!人々はムシと上手に暮らしていた――かつての日本人は寄生虫とどのように付き合ってきたのでしょうか? そして寄生虫感染率が急速に下がった理由の背景には何が考えられますか。
藤田: 日本人は元来、きれい好きな民族です。特に江戸時代は、世界的に見ても人々が清潔な暮らしをしていました。銭湯の流行にも象徴されているでしょう。ただし、寄生虫を必要以上に駆除しようとはしませんでした。
我々は今でも「ムシの知らせ」とか「ムシが好かない」、「腹のムシがおさまらない」といった言葉を使いますが、この“ムシ”は寄生虫を指しています。それぐらい、人のお腹の中に寄生虫がいることは自然だったのですね。医学部 受験 個別指導もちろん、寄生虫が増え過ぎては症状が出てきます。だから「海人草(かいにんそう)」に代表される虫くだし食材があり、それらを活用することで体のバランスを取っていたわけです。また昔の日本は糞便を肥料にしていました。日本人は生野菜を食するという習慣を持っていませんでしたから、必要以上に寄生虫を増やすことはなかったのです。ところが終戦後、マッカーサー率いる進駐軍が来日し、日本の生野菜を食べて寄生虫に感染するということに悩まされました。そこで「日本は野蛮な国だ!」と批判が起こり、寄生虫を減らそうという動きにつながっていったのです。これが日本における清潔志向の始まりであって、それまでの“寄生虫と共生する”という考えがなくなっていきました。医学部 受験 個別指導糞便肥料が化学肥料に変わり、水洗式トイレが増えました。すると必然的に下水処理施設が増えて、寄生虫激減の裏で膨大なお金とエネルギーが費やされ、温暖化など環境破壊にもつながっていったのです。
ところがそうやって清潔志向が進むのに反して、アレルギーなどの症状は増加の一方です。その点、江戸時代は糞便をリサイクルし、適度に寄生虫とも付き合う知恵を持った素晴らしいエコ社会だったと思いますね。医学部 受験 個別指導体の洗い過ぎに要注意!皮膚を弱める過剰な「キレイ」志向――今から江戸時代の暮らしに戻ることは不可能です。とはいえ、現代人の清潔志向は度が過ぎているとも感じられます。
藤田: おっしゃる通り、今の日本社会は「キレイ」を追求し過ぎですね。理由は、「キレイ」がビジネスになるからです。お金になるから、抗菌や消臭の商品が売れるのです。
しかし、これは本来人間の体から出る物質や匂いを否定する行為に他なりません。例えば近年話題の「加齢臭」とは、子供を安心させるために父親や祖父が発する匂いです。また制汗剤もはやっていますが、これを使い過ぎると汗をかかなくなってしまいます。そういうことを繰り返していると、結局は人間が自分の体を弱めてしまうことになるのです。
お風呂も同じです。最近は1日に何度も体を洗わないと気がすまないという人が増えているようですが、人間の皮膚の表面には悪質な微生物やアレルゲンから身を守る「皮膚常在菌」がいます。皮膚常在菌は表皮ブドウ球菌、ニキビ菌、真菌類など約10種類存在しますが、体を洗い過ぎると、この菌がなくなってドライスキン(乾燥肌)となり、アレルギーなどにかかりやすくなるのです。皮膚常在菌が弱ってくると白血球が活性酸素を出して処理します。この活性酸素が、皮膚を弱めるのです。ちなみに、皮膚常在菌は一度石鹸で体を洗うと90%もなくなることが実験で分かりました。ただし、10%残っていれば、若者ならば約12時間、高齢者ならば約20時間で元の状態に戻ります。ですから、体の洗い過ぎには注意しなければいけません。1日に何度も洗う必要はないのです。最近、大学の皮膚科に通院する患者さんの多くは、体の洗い過ぎに原因があるようです。何でも、やり過ぎはマイナスなんですね。
2008年02月18日
44歳アナウンサーが妊娠 テリーが語った「女の格差」
44歳フリーアナウンサーの雪野智世がブログで妊娠6ヵ月と公表――したのを受け、芸能人も世の中も高齢出産ブーム!?――というのがトップニュースであった。医学部 受験 番組によると、平成18年(2006年)の総出産数のうち、35歳以上の出産が約18%。医療技術などの進歩によってリスクは減ってきている、と内科医のコメンテイター、おおたわ史絵は医学的方面から説明する。「イイことじゃないですか! 40代で産んでくれると同じ40代としてうれしくてしょうがない」 医学部 受験 「人間心理推理研究評論家」のテリー伊藤は、医学的な部分とは別の“高齢”の問題点を指摘する。「いい女じゃないとね。そういうチャンスもないよ」。思わぬ反撃?をくらったおおたわは「ああ、その通りですね」と棒読み調子で応答。 医学部 受験 テリーによれば、女は40歳になると差がものすごく出る。マラソンにたとえると「トップを走ってる人も、リタイアしそうな人もいますからね」
「頑張ってくださいよ、みなさん。厳しいですよ」。 医学部 受験 ところで、テリー自身はいったいどのへんを走っているつもりなのか、気になるところではある。
「頑張ってくださいよ、みなさん。厳しいですよ」。 医学部 受験 ところで、テリー自身はいったいどのへんを走っているつもりなのか、気になるところではある。
2008年02月14日
人気の「葛根豊胸」に専門家意見「医学的証拠ない」
中国ではクズの根を干した「葛根(かっこん)」に豊胸効果があるとして、ブームが続いている。特に、タイ産の「天然もの」の評価は高く、2006年には代表的ブランド「波麗宝」が誇大広告で摘発される事件があったが、現在も、各種サプリメントが出回るなど人気は根強い。しかしその一方、11日付人民網は、医学的な証拠はないとする専門家の意見を改めて紹介し、安直な「葛根信仰」にクギを指した。
葛根及び同エキスは発汗、鎮痛作用があり、日本薬局方でも生薬として認められている。また、桂枝、芍薬、生姜、大棗、甘草からなる桂枝湯に葛根と麻黄を加えた葛根湯は、寒気を感じる風邪の初期症状や肩こりに用いられている。医学部 受験 中医(漢方)薬学の専門家、沈堅華氏によると、中国では、葛根が病気治療で神秘的な効力を発揮したなどの物語が多いが、真偽は定かでない。中には、商売目的で作られた誇大な話もあるという。
葛根に豊胸効果があるとされる論拠は、植物エストロゲンが含まれていることだ。植物エストロゲンは体内で、女性の性周期や乳房の発達に関係するホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)と類似の働きをする植物由来の物質で、代表例としては大豆に多く含まれるイソフラボンなどがある。医学部 受験 沈氏によると、葛根が植物エストロゲンを含むのは確かだが、医学的な臨床試験で豊胸効果が確認されたことはないという。個別指導 また専門家の間では、植物エストロゲンの過剰摂取が乳がんなどのリスクを増大させるなど、副作用を懸念する意見もある。
葛根及び同エキスは発汗、鎮痛作用があり、日本薬局方でも生薬として認められている。また、桂枝、芍薬、生姜、大棗、甘草からなる桂枝湯に葛根と麻黄を加えた葛根湯は、寒気を感じる風邪の初期症状や肩こりに用いられている。医学部 受験 中医(漢方)薬学の専門家、沈堅華氏によると、中国では、葛根が病気治療で神秘的な効力を発揮したなどの物語が多いが、真偽は定かでない。中には、商売目的で作られた誇大な話もあるという。
葛根に豊胸効果があるとされる論拠は、植物エストロゲンが含まれていることだ。植物エストロゲンは体内で、女性の性周期や乳房の発達に関係するホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)と類似の働きをする植物由来の物質で、代表例としては大豆に多く含まれるイソフラボンなどがある。医学部 受験 沈氏によると、葛根が植物エストロゲンを含むのは確かだが、医学的な臨床試験で豊胸効果が確認されたことはないという。個別指導 また専門家の間では、植物エストロゲンの過剰摂取が乳がんなどのリスクを増大させるなど、副作用を懸念する意見もある。
2008年01月24日
SII、医療従事者向け電子辞書、改訂版「ステッドマン医学大辞典」など収録
セイコーインスツル(SII、新保雅文社長)は1月21日、「ステッドマン医学大辞典 改訂第6版」「医学書院 医学大辞典」を収録した、医療従事者向け電子辞書「SR-A10000」を4月上旬に発売すると発表した。価格は7万6500円。
08年2月に6年ぶりに改訂版が発売される、メジカルビュー社の「ステッドマン医学大辞典 改訂第6版」のほか、医学書院の「医学書院 医学大辞典」を収録。ほぼすべての市販薬を網羅した医学書院「治療薬マニュアル」も収録する。
このほか、「ステッドマン医学大辞典」から約550点、「医学書院 医学大辞典」から約2300点の図版や表を収録。さらに「ステッドマン医学大辞典」「医学書院 医学大辞典」の2大医学辞典の意味を同時に表示することができる「ツイン検索機能」も搭載する。
ネイティブ発音も収録し、「ステッドマン医学大辞典」の医学用語約5万6000語、「ジーニアス英和大辞典」の一般英単語約6万語の発音が可能。新版改訂「広辞苑第六版」、「ブリタニカ国際大百科電子辞書対応小項目版」など基本的なコンテンツも充実させた。
08年2月に6年ぶりに改訂版が発売される、メジカルビュー社の「ステッドマン医学大辞典 改訂第6版」のほか、医学書院の「医学書院 医学大辞典」を収録。ほぼすべての市販薬を網羅した医学書院「治療薬マニュアル」も収録する。
このほか、「ステッドマン医学大辞典」から約550点、「医学書院 医学大辞典」から約2300点の図版や表を収録。さらに「ステッドマン医学大辞典」「医学書院 医学大辞典」の2大医学辞典の意味を同時に表示することができる「ツイン検索機能」も搭載する。
ネイティブ発音も収録し、「ステッドマン医学大辞典」の医学用語約5万6000語、「ジーニアス英和大辞典」の一般英単語約6万語の発音が可能。新版改訂「広辞苑第六版」、「ブリタニカ国際大百科電子辞書対応小項目版」など基本的なコンテンツも充実させた。
2008年01月09日
病気は治すものではなく祓(はら)うもの
寒さがいっそう厳しくなってきました。この時期は毎年かぜやインフルエンザが流行しますが、みなさんはどのような予防対策を講じていますか。
科学と情報網が発達した現代、私たちは手洗いやうがいなどのちょっとした習慣がかぜの予防に効果的であることを知り、簡単に実践することができます。そして、万が一にも感染した場合には、さまざま治療に頼ることができます。
では、医学に裏打ちされた知識が確立・浸透していなかった時代の人々は、どうやって病気に立ち向かっていたのでしょうか。
実は、ひと昔前まで、病気は治すものではなく祓(はら)うものという観念のもと、病魔を取りのぞく施術としてお呪(まじな)いが日常的に行われていました。医学部 受験 個別指導 予備校
今回は、その呪術の一端をのぞいていくこととしましょう。
博物館には、「符形大事(ふがたのだいじ)」という古びた手書きの冊子がいくつかあります。これは、久慈市山根地域の修験(しゅげん)(後に神職)の家で代々受け継がれてきた古い文書群の一部で、江戸時代末期、明治2(1869)年、新しいものには昭和5(1930)年に筆写したことが記されています。医学部 受験 個別指導 予備校
その内容は、「かゆいところに手が届く」お呪いの実用集といったところでしょうか。日常生活で起こりうる悩み事や困ったことを解決する、あるいは雑多な願い事をかなえるために有効な呪符・護符の作り方100余例が「いろは」順に記述されてあります。
ちなみに、この文書に書かれたノウハウは、当地で独自に生まれたものではありません。江戸時代を中心に一般に出回ったお呪いの教本「邪兇咒禁法則(じゃきょうじゅごんほっそく)」「呪詛(まじない)調法(重宝)記」などの刊本を写し取ったものと考えられます。医学部 受験 個別指導 予備校
しかし、「符形大事」に筆写された内容は、それらの書物にあげられた用例のごく一部に過ぎません。おそらくは、当時の普遍的な悩み事を解決する呪符・護符の文言だけが抜き書きされたのでしょう。それは今を生きる私たちでも共感できる、次に挙げるようなお呪いで構成されています。
医学部 受験 個別指導 予備校
(1)人間関係
「衆人愛敬守」「人の口とむ(め)る符」「男女に縁なきに吉」「男女和合符」「沙汰(さた)(訴訟・裁断のこと)勝守」
(2)家や仕事、趣味
「屋堅(新築祝いのこと)の札」「盗人来たらず符」「商売に取りかかる守」「博奕(ばくち)に勝守」
(3)出産や育児
「難産符」「衣那下(後産がおりる)時の符」「子夜鳴能(子どもの夜泣きにあたえる)符」「女乳不足(母乳が足りない時に)呑(の)む護符」
(4)病気や体調不良
「キノコに酔いたるに呑む符」「風引きに呑む符」「鼻血留(鼻血をとめる)符」「ノド腫れたる符」
医学部 受験 個別指導 予備校 これらのうち、病気や体調に関するお呪いは9割を占め、病魔の除去がいかに切実な問題であったかをうかがい知ることができます。
お呪いは、非科学的な事象を淘汰(とうた)する傾向にある現代社会においても、生活の一部分に息づいています。呪符を作って、今季こそはインフルエンザを免れたいと感じた方もいらっしゃるのではないかと思います。
しかし、この文書群には、呪符を作る前に行う厳格な作法を記したものもあります。今も昔も、願いを成就するためには、相応の努力をはらう必要があることを物語っています。
科学と情報網が発達した現代、私たちは手洗いやうがいなどのちょっとした習慣がかぜの予防に効果的であることを知り、簡単に実践することができます。そして、万が一にも感染した場合には、さまざま治療に頼ることができます。
では、医学に裏打ちされた知識が確立・浸透していなかった時代の人々は、どうやって病気に立ち向かっていたのでしょうか。
実は、ひと昔前まで、病気は治すものではなく祓(はら)うものという観念のもと、病魔を取りのぞく施術としてお呪(まじな)いが日常的に行われていました。医学部 受験 個別指導 予備校
今回は、その呪術の一端をのぞいていくこととしましょう。
博物館には、「符形大事(ふがたのだいじ)」という古びた手書きの冊子がいくつかあります。これは、久慈市山根地域の修験(しゅげん)(後に神職)の家で代々受け継がれてきた古い文書群の一部で、江戸時代末期、明治2(1869)年、新しいものには昭和5(1930)年に筆写したことが記されています。医学部 受験 個別指導 予備校
その内容は、「かゆいところに手が届く」お呪いの実用集といったところでしょうか。日常生活で起こりうる悩み事や困ったことを解決する、あるいは雑多な願い事をかなえるために有効な呪符・護符の作り方100余例が「いろは」順に記述されてあります。
ちなみに、この文書に書かれたノウハウは、当地で独自に生まれたものではありません。江戸時代を中心に一般に出回ったお呪いの教本「邪兇咒禁法則(じゃきょうじゅごんほっそく)」「呪詛(まじない)調法(重宝)記」などの刊本を写し取ったものと考えられます。医学部 受験 個別指導 予備校
しかし、「符形大事」に筆写された内容は、それらの書物にあげられた用例のごく一部に過ぎません。おそらくは、当時の普遍的な悩み事を解決する呪符・護符の文言だけが抜き書きされたのでしょう。それは今を生きる私たちでも共感できる、次に挙げるようなお呪いで構成されています。
医学部 受験 個別指導 予備校
(1)人間関係
「衆人愛敬守」「人の口とむ(め)る符」「男女に縁なきに吉」「男女和合符」「沙汰(さた)(訴訟・裁断のこと)勝守」
(2)家や仕事、趣味
「屋堅(新築祝いのこと)の札」「盗人来たらず符」「商売に取りかかる守」「博奕(ばくち)に勝守」
(3)出産や育児
「難産符」「衣那下(後産がおりる)時の符」「子夜鳴能(子どもの夜泣きにあたえる)符」「女乳不足(母乳が足りない時に)呑(の)む護符」
(4)病気や体調不良
「キノコに酔いたるに呑む符」「風引きに呑む符」「鼻血留(鼻血をとめる)符」「ノド腫れたる符」
医学部 受験 個別指導 予備校 これらのうち、病気や体調に関するお呪いは9割を占め、病魔の除去がいかに切実な問題であったかをうかがい知ることができます。
お呪いは、非科学的な事象を淘汰(とうた)する傾向にある現代社会においても、生活の一部分に息づいています。呪符を作って、今季こそはインフルエンザを免れたいと感じた方もいらっしゃるのではないかと思います。
しかし、この文書群には、呪符を作る前に行う厳格な作法を記したものもあります。今も昔も、願いを成就するためには、相応の努力をはらう必要があることを物語っています。
2008年01月08日
研修医 命あしたへ 症例数多い病院人気
「ご飯は食べられましたか?」「よく眠れていますか?」――。済生会宇都宮病院(宇都宮市)の臨床研修医・鶴巻良允さん(25)(足利市出身)は、急患の対応や手術の傍ら病棟を回り、担当する患者一人ひとりに笑顔で声をかける。医学部 受験 個別指導 杏林大医学部を卒業、2007年4月から同病院で働いている。約30人の患者を担当し、忙しい日々。名札の<研修医>の文字を見た患者に不安そうな顔をされることもあるが、「患者と毎日会話して微妙な変化を読み取り、信頼関係を築く。それも研修の一つ」と話し、表情には充実感があふれる。医学部 受験 個別指導 2004年度から導入された新臨床研修制度。基本的な診療能力を幅広く習得するのが目的だ。半面、医学生が自ら研修先を選べるため、待遇の良い病院や都会の病院に人気が集中し、病院間の格差や地方の医師不足を招いたと指摘されている。医学部 受験 個別指導県内12の研修指定病院では08年度から研修に入る医学生の総募集定員174人に対し、医学生の希望と組み合わせ(マッチング)の結果、内定者は132人(前年度比4人増)。内定率は75・9%で、全国平均を6・5ポイント上回った。だが、これは総募集定員の約7割を、規模の大きい自治医大、独協医大の両大学病院が占めているためだ。内定率100%は済生会宇都宮病院と自治医大病院の2病院だけだった。医学部 受験 個別指導 済生会宇都宮病院は5年連続で内定率100%となり、吉田良二副院長は「うちは患者数が多く、多様な症例を経験できる。指導医の面倒見も良く、そういった評判が口コミで広がっているのでは」と、人気の理由を分析。鶴巻さんも、「地元だし、症例数も多い。技術や知識を磨くのに最適だ」と思い、済生会宇都宮病院を選んだという。医学部 受験 個別指導 一方、5病院では内定者がゼロだった。国立病院機構栃木病院(宇都宮市)のように5年連続で内定者がいなかったケースもあり、県医事厚生課は「研修医が来ない病院はますます医師が減り、それが地域や県全体の医師不足にもつながりかねない」と危機感を募らせている。医学部 受験 個別指導「売り手市場で、医師不足に悩む自治体や病院はどこも勧誘に必死」。07年7月に東京で開かれた「医学生のための臨床研修指定病院合同セミナー」を主催した「メディカル・プリンシプル社」(東京都渋谷区)の担当者は言う。セミナーには全国から医学生約1400人と約110の病院が参加。県と県内8病院も参加し、県職員がPR用のパンフレットを配布したり、病院の指導医が医学生に研修内容を説明したり、勧誘合戦を繰り広げた。医学部 受験 個別指導 さらに、県は08年度、医師不足の深刻な小児科医、産科医を目指す医学生を対象に、入学金100万円、年間300万円(いずれも上限)を貸与し、臨床研修を県内で行った上、貸与期間の1・5倍の期間を県内の公的病院に勤務すれば返済が免除される制度をスタートさせる。「研修医として栃木に来てもらい、そのまま定着してもらう」(県医事厚生課)のが狙いだ。医学部 受験 個別指導 ただ、こうしたPRや“アメ”だけでなく、研修医のニーズにこたえられる病院側の受け入れ態勢が欠かせない。県や県医師会などでつくる臨床研修医確保対策委員会委員長を務める土谷博之・県医師会副会長は「研修医確保に特効薬はない」とした上で、「各病院が魅力的な研修プログラムを用意し、指導態勢をどれだけ充実させられるかにかかっている」と話している。医学部 受験 個別指導 臨床研修医 医師免許を取得後、厚生労働省が指定した医療機関で、実際の診療に携わって経験を積む医師。2年以上の研修が義務付けられ、外科や内科、小児科などを回り、幅広い知識と経験を習得させる。医師不足に悩む地方では、研修医を確保するため、資金助成制度を設ける自治体が増えている。
2007年12月27日
中学生が「脳磁計」体験
横河電機で最先端技術学ぶ 体験を通じて先端科学技術を学ぶ「サイエンスインターン」が26日、金沢市内の横河電機で開かれ、同社が開発を進める脳医学の最先端機器「脳磁計」を使って、同市内の中学の生徒19人が音楽を聴いたりした時の脳波の動きを調べた。
脳磁計は脳が活動する時に発生する微弱な磁気を測定して、脳の活動状況を捉える医療機器で、アルツハイマーなどの脳の病気の早期発見に役立つと期待されている。
インターンには、同市内の3つの中学の科学部の生徒が参加。同社のエンジニアが、脳磁計の仕組みを磁石などを使って説明、音を聞いた際の脳の反応を計測した。生徒らは、脳の働きを示す脳磁波が映し出されるモニターを食い入るように見入っていた。
城南中2年の荒館笙君(14)は「最先端の科学に触れることができて面白かった。自分も将来科学者になって、人に役立つ機器を開発できるようになりたい」と目を輝かせていた。
脳磁計は脳が活動する時に発生する微弱な磁気を測定して、脳の活動状況を捉える医療機器で、アルツハイマーなどの脳の病気の早期発見に役立つと期待されている。
インターンには、同市内の3つの中学の科学部の生徒が参加。同社のエンジニアが、脳磁計の仕組みを磁石などを使って説明、音を聞いた際の脳の反応を計測した。生徒らは、脳の働きを示す脳磁波が映し出されるモニターを食い入るように見入っていた。
城南中2年の荒館笙君(14)は「最先端の科学に触れることができて面白かった。自分も将来科学者になって、人に役立つ機器を開発できるようになりたい」と目を輝かせていた。
2007年12月19日
症例もとに学び考える
医学の急速な発展とともに勉強法も変わる。
三重大学医学部(津市)の朝は早い。8時半、3年生7人が資料を持って集まり、狭い教室の机を囲んだ。学ぶのは、発育の遅れで受診した生後4か月の女児のケースだ。
「心電図のP波が高いのはどうしてかな」「右房負荷が原因では」「でも、子供は大人と同じとは限らないでしょ? 子供は成人のミニチュアではない、って(医学書で)読んだよ」
患者の症状や検査結果を記した資料をもとに、各自が事前に勉強し、成果を持ち寄って議論が進む。そばで見守っていた医学・看護学教育センター講師の中井桂司さん(42)が時折質問を投げかける。最終的に、先天的な心臓病の「ファロー四徴(しちょう)症」と診断を下した。
従来の専門科別の講義ではなく、患者の症例を軸に自主的に学習を進めるこの手法は、「PBLチュートリアル」(問題立脚型学習)と呼ばれる。国立では、三重大学が、岐阜大学とともに先駆的とされる。
医学部 受験 予備校
「医学の進歩は激しく、知識はすぐに古くなる。自分で考え、生涯学び続けられる医師に育てなくてはならない。だからPBLが有効です」と中井さんが強調する。
三重大のPBLは3年の後半から1年半、週2回行われる。「呼吸・循環」「心臓」など、1テーマに4〜5週間かけ、討論と、関連した講義を組み合わせた形式だ。討論の雰囲気や態度、発言の量など、日常の様子も評価の対象。自己学習が前提なので、勉強不足や欠席が続けば、たちまちついていけなくなる。6年間で医師としての最低限の臨床能力を付けるためには、PBLに合わせて1日少なくとも3時間の勉強に励む必要があるという。
テーマごとの修了試験もある。3年生でも、国家試験を超えるレベルの問題を出す。臨床現場で求められる深い知識と分析力を実感してもらうのが狙いだ。
「PBLでは学生の力の差がすぐ分かる。勉強不足の学生には面談室に呼び出すなど、早めのてこ入れができる」(中井さん)
「答えが一つではないし、勉強すればするほど疑問が出て、モヤモヤする」「知識が偏っているのではないかと心配になる」といった学生もいるが、「確実に勉強する姿勢が身につく」という実感は広がっている。
医学部 受験 予備校
だが、課題も多い。1コマの授業で14のグループがあり、教員の確保とスケジュール調整が難しい。診療や研究の合間に、早朝から授業を行ったり、討論に慣れた4年次では、複数のグループを1人の教員が指導するスタイルも取り入れたりせざるを得ない。
基礎医学の専門家が臨床医学のテーマを指導する場合の難しさなど、学生の授業への満足度は、教員の意欲や指導法で大きく左右されるのも悩みどころだ。
PBLは、「自ら学ぶ医師育成」への改革を象徴する教育方法として注目されているが、急速に普及した手法だからこそ、時間をかけて効果が検証される必要がありそうだ。(片山圭子、写真も)
PBL(Problem Based Learning) チュートリアル 日本では東京女子医科大学が1990年に取り入れたのが最初。現在は9割の大学が導入するが、成果を十分に上げられているかには差がある。福岡大学(福岡市)では、2〜4年生に実施していたPBLを今年、大幅に縮小した。学生の学力格差が広がり、国家試験の合格率を上げる効果が薄かったのが理由だという。
三重大学医学部(津市)の朝は早い。8時半、3年生7人が資料を持って集まり、狭い教室の机を囲んだ。学ぶのは、発育の遅れで受診した生後4か月の女児のケースだ。
「心電図のP波が高いのはどうしてかな」「右房負荷が原因では」「でも、子供は大人と同じとは限らないでしょ? 子供は成人のミニチュアではない、って(医学書で)読んだよ」
患者の症状や検査結果を記した資料をもとに、各自が事前に勉強し、成果を持ち寄って議論が進む。そばで見守っていた医学・看護学教育センター講師の中井桂司さん(42)が時折質問を投げかける。最終的に、先天的な心臓病の「ファロー四徴(しちょう)症」と診断を下した。
従来の専門科別の講義ではなく、患者の症例を軸に自主的に学習を進めるこの手法は、「PBLチュートリアル」(問題立脚型学習)と呼ばれる。国立では、三重大学が、岐阜大学とともに先駆的とされる。
医学部 受験 予備校
「医学の進歩は激しく、知識はすぐに古くなる。自分で考え、生涯学び続けられる医師に育てなくてはならない。だからPBLが有効です」と中井さんが強調する。
三重大のPBLは3年の後半から1年半、週2回行われる。「呼吸・循環」「心臓」など、1テーマに4〜5週間かけ、討論と、関連した講義を組み合わせた形式だ。討論の雰囲気や態度、発言の量など、日常の様子も評価の対象。自己学習が前提なので、勉強不足や欠席が続けば、たちまちついていけなくなる。6年間で医師としての最低限の臨床能力を付けるためには、PBLに合わせて1日少なくとも3時間の勉強に励む必要があるという。
テーマごとの修了試験もある。3年生でも、国家試験を超えるレベルの問題を出す。臨床現場で求められる深い知識と分析力を実感してもらうのが狙いだ。
「PBLでは学生の力の差がすぐ分かる。勉強不足の学生には面談室に呼び出すなど、早めのてこ入れができる」(中井さん)
「答えが一つではないし、勉強すればするほど疑問が出て、モヤモヤする」「知識が偏っているのではないかと心配になる」といった学生もいるが、「確実に勉強する姿勢が身につく」という実感は広がっている。
医学部 受験 予備校
だが、課題も多い。1コマの授業で14のグループがあり、教員の確保とスケジュール調整が難しい。診療や研究の合間に、早朝から授業を行ったり、討論に慣れた4年次では、複数のグループを1人の教員が指導するスタイルも取り入れたりせざるを得ない。
基礎医学の専門家が臨床医学のテーマを指導する場合の難しさなど、学生の授業への満足度は、教員の意欲や指導法で大きく左右されるのも悩みどころだ。
PBLは、「自ら学ぶ医師育成」への改革を象徴する教育方法として注目されているが、急速に普及した手法だからこそ、時間をかけて効果が検証される必要がありそうだ。(片山圭子、写真も)
PBL(Problem Based Learning) チュートリアル 日本では東京女子医科大学が1990年に取り入れたのが最初。現在は9割の大学が導入するが、成果を十分に上げられているかには差がある。福岡大学(福岡市)では、2〜4年生に実施していたPBLを今年、大幅に縮小した。学生の学力格差が広がり、国家試験の合格率を上げる効果が薄かったのが理由だという。
2007年12月18日
20日までの解決目指す 首相、薬害肝炎訴訟で
福田康夫首相は18日昼、薬害肝炎訴訟の和解協議への対応について「できれば20日までに決めたい」と述べ、大阪高裁が提示した和解骨子案の回答期限の20日までに合意を目指したいとの意向を表明した。
医学部 受験 予備校 原告・弁護団は、血液製剤の投与時期によって患者を線引きする和解骨子案を拒否した上で、被害者全員の一律救済に向けて首相の「政治決断」を求めており、早期解決へ政府側が大きく歩み寄る可能性が出てきた。
被害者全員に国と製薬会社が一律の和解金を支払うなどとする原告側の修正案について、首相は「交渉中だから私どもが余計なことは言わない方がいい」と述べるにとどめた。
医学部 受験 予備校 原告・弁護団は、血液製剤の投与時期によって患者を線引きする和解骨子案を拒否した上で、被害者全員の一律救済に向けて首相の「政治決断」を求めており、早期解決へ政府側が大きく歩み寄る可能性が出てきた。
被害者全員に国と製薬会社が一律の和解金を支払うなどとする原告側の修正案について、首相は「交渉中だから私どもが余計なことは言わない方がいい」と述べるにとどめた。

